The Pilgrmはパディントン駅から2分、25 London Streetにある73室のホテル。ヴィクトリア朝のテラスハウスを、Thrasyvoulou家が15年間所有したのち建て替えました。一部は19世紀後半からRoyal Norfolk hotelとして営業していた建物です。The Zetterを運営していたJason Catifeoglouが、myhotels創業者のAndreas Thrasyvoulou、Steph Thrasyvoulouと組み、宿泊客が実際に使うものだけに絞るため、約450万ポンドを投じました。開業は2017年11月。内装と家具の多くは、シェフィールドのスタジオ93ftの手によるもので、再利用素材が見どころです。旧陸軍ジムの19世紀のパーケット、旧精神科施設のランプ、再利用した鋳鉄のラジエーター、ホテルが築200年とする階段などがあります。
レセプションはありません。チェックインはオンラインで済ませ、キーは1階のカフェで、コーヒーを買う人の後ろで受け取ります。建物は5つの棟からなるため同じ客室は2つとなく、カテゴリーは仕上げではなく広さとベッドで分かれます。Bunkは約7 sqmでシングル2段ベッド、テレビなし。Nookは1人用の7〜10 sqm、Snugはダブルベッドの約12 sqm、Comfyはキングまたはスーパーキングの約14 sqmです。バスタブ、デスク、ミニバー、エアコンはどの客室にもありません。各階のパントリーで紅茶とコーヒーが飲め、水は無料。館内には約150鉢の観葉植物とアートコレクションが並びます。
食事は1階のThe Loungeで。ブランチは平日は14:00まで、週末は15:00までで、通りに面したテラスがあります。夜は、ゲストシェフが入れ替わるインキュベーター・キッチンの時間です。2月はNargisse BenkabbouのモロッコLadeed、3月から8月はMarios MiliorellisのギリシャRho、9月17日から12月下旬まではHakeemとZura Ahmadによるマレーシア料理のDuda Dinerです。カクテルはBar Termini、69 Colebrooke Rowを手がけたチームUntitled Drinks、ワインリストはFiona Beckettの監修、階下のコーヒーはMonmouthです。ラウンジとカフェは宿泊者以外も利用できます。
注意点は広さと暑さです。客室はロンドンの基準でも小さく、料金に見合う広さかについては口コミも分かれます。エアコンはなく扇風機のみ。ほとんどの時期は問題ありませんが、猛暑日はつらいでしょう。London Streetは人通りが多く、パブもあるため、表側の客室は音が気になります。可能であれば裏側に替えてくれます。段差のない客室はなく、スパ、ジム、駐車場、ルームサービスもありません。使わない寝室よりロンドンでの時間にお金をかけたい方、5つの棟や修復した階段をおもしろさと感じる方に向いています。